JCMR KYOTO Vol. 4 続報 3

今回レクチャーをしていただく川崎弘二さんが、JCMR KYOTOのVol. 4「『こえ』をとらえる−電子音響における『声』−」の公演に向けて、文章を寄せてくださいました。


 JCMR Kyotoから「声」による電子音楽を取り上げたいというお話をいただいた時、これはとても鋭いテーマだと思いました。
というのも、電子音楽によってこそ「声」は初めて表現できるし、「声」を軸にすることによって電子音楽の歴史は明瞭に理解できると考えるからです。
 イベント前半のレクチャーでは、「声」による電子音楽はいったいどのような意味を持っているのか、そして、21世紀以降の「声」による電子音楽が新たな創作の次元へ到達している現状とその理由について考えてみたいと思っています。(川崎弘二)